ラオス ルアンパバーンの旅 3日目

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<3日目>

この日は早起きをして托鉢を見た。

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托鉢は仏教の修行の一つだそうで、お坊さんが生活に必要な食糧を恵んでもらうもので、毎朝行われている。

朝が早いのも相まってとても厳かな雰囲気だった。

逆に僧侶が恵まれない子供に食糧を与えている光景が印象的だった。

一旦ホテルに戻り一眠り。

この日の午前中はマウンテンバイクで少数民族のカン族とモン族の集落を巡るツアーに参加した。

ルアンパバーンの市街地から一時間近くマウンテンバイクを走らせ第一のカン族の集落に到着した。

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カン族の「カン」はカンボジアのカンらしい。外では兄妹と思われる子供が遊んでいた。挨拶をすると少しはにかんで挨拶してくれた。がすぐに僕らのことはお構いなしに遊びに夢中になっていた。どこの国に行っても子供は無邪気だ。

次はちょっとした山道をマウンテンバイクで進み、

(途中道がぬかるんでいたりで中々大変だったが)

モン族の集落に到着した。

モン族の「モン」はモンゴルが由来らしく、顔はどことなく日本人と似ている。モン族はシャイらしく、始めは中々かたい表情をしていたが、ガイドさんにモン族の挨拶を教えてもらい、話しかけてみると徐々に打ち解けてくれた。

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昼間に行ったのだが、ほとんど子供しかいなかった。

両親は市街地に行き、民芸品などを売り生活費を稼ぐそうだ。

必然的に小さい子の面倒はお兄ちゃん、お姉ちゃんがみることになり

子供の扱い方がとてもうまかったのが印象的だった。

元気に外で遊んだり、犬を追いかけ回したりしている姿に懐かしさを感じた。

モン族の子供たちのところを後にし、次に向かったのはガイドさんの義理のお姉さんのお家。

ここでは栽培している、サトウキビをご馳走になった。

ちょうど喉も乾いていたので、程よい甘さの天然のジュースがとても美味しく感じた。

午前中をかけて市街地の周辺の村々を巡ったマウンテンバイクツアーだったが、ガイドブックに載っていないところに連れて行ってもらい、少数民族の生活を垣間見ることができたのでとても良い体験だった。

市街地に戻り、一緒にツアーに参加した一人旅をしている女性と昼食をとった。

年齢が近いこともあり、色々な話ができて良かった。こういった旅先での出会いは大事にしたい。

午後は昨日、滝に連れて行ってもらったトゥクトゥクのおじさんに交渉し、織物が有名だという村に連れていってもらった。

市街地から15分くらいにあるこの村は織物が有名らしく、いたるところで布を織ったり、染めたりしていた。

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とてものどかなところで観光客もほとんどいなかった。

色々とハンドメイド物が売っていて、スカーフや、エコバックなどを買ってみた。

のんびりと散策し、市街地に戻り、プーシーというルアンパバーンが一望できるという小高い丘に登った。

旅の目的でもあった、この丘からの眺めを見るために階段を上がって行く。

328段の階段をあがり汗だくになりながら頂上に到着した。

ここからの夕日がは美しいと有名だけあって、沢山の観光客がいた。

目的の景色と対面した。

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決して派手な景色ではないのだが、山の緑、民家の屋根の赤やオレンジ、空の青、川の茶色が作る風景はとても美しかった。

夕暮れまで時間があったのでボーッと景色を眺めながら時間を過ごす。

いよいよ夕暮れ時になり、陽が落ち始めた。中々良いポジションを確保していたので山に陽が落ちて行く様子がよく見える。

夕日は先ほどの景色が見える方とは逆側でみることができ、山と川だけとすごくシンプルだがこれはこれでとても綺麗だった。

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夕日も沈み辺りが暗くなるとほとんど人はいなくなる。電気などもないため本当に暗くなる。

同じ場所にいた、ラオス人の高校生3人組に声を掛けられる。

その内の一人は日本語勉強しているらしく、日本人をつかまえてはお喋りをし日本語を勉強しているそうだ。高校生から勉強始めたと言っていたがやはり普段喋っているからだろうか会話はほぼ問題なく続けられた。

こういった人に会うと本当に勉強熱心で関心させられる。

僕も英語を勉強しているが、真剣さがまだまだ足りないと自覚させられる。

他の二人は日本語が喋れないが、英語が堪能だった。

外国語を喋れることがそのまま仕事に繋がるということでみんな必死に勉強していると教えてくれた。

30分以上話し込んでしまったが、とても良い時間だった。

丘からおり、一度ホテルに戻り、昨日一緒に観光した男性Aさんに連絡を取りよるご飯を一緒に食べに行く。

適当に街中をブラブラ回ってみたが中々良さそうなところが見つからなかった為、ナイトマーケット内にある、食べ放題の屋台に行くことにした。

ここは10000kipで食べ放題だ。お腹がすいていたので色々な物を取ってみる。すごく美味しいというわけではないが、普通に美味しくお腹いっぱいになれる。屋台なので外で食べる雰囲気も最高だ。

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お腹がいっぱいになったところでナイトマーケットを散策する。

食後のデザートにフルーツジュースを買った。

実はこのフルーツジュースが美味しくて初日から毎日通っている。

お店のおばちゃんもさすがに覚えてくれたみたいで、「また来たのね」といった感じで笑顔で迎えてくれた。

この日は少しおまけしてもらい、いつものジュースを購入。

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(お気に入りは手前真ん中にある、ドラゴンフルーツ、スイカ、マンゴーをミックスしたものだ)

ジュース片手にマーケットを散策し、お土産用にお茶屋Tシャツなどを購入した。一緒に夕飯を食べたAさんに値引きの極意を教えてもらっていたら、やり取りが楽しくなってしまい結構たくさんのものを買っていた。さすが関西の人は交渉がうまい。

昨日も散策した際に、買い物をした女の子が今日もいたので少し話してみた。

この子も日本語を勉強していて、日本人観光客が来ると色々と日本語を教えてもらっているそうだ。

電話番号を教えてくれて、今度電話しようと言われた。

この子もとても熱心だ。また次回来た時に会えると良いな。

ナイトマーケットが終わる時間まで散策し、僕は明日帰る為Aさんとも今日でお別れだ。旅好きな人同士の別れは、「またどこかで会いましょう」みたいな感じでなんだか清々しい。

ホテルに帰る前に、いつものマッサージ屋に行き今日一日の疲れをほぐしてもらう。相変わらず安定感のあるお店だ。

この日は一日中動き回っていたため、ホテルに帰るとすぐに就寝してしまった。

いよいよ明日は最終日だ。

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