<3日目>
この日は日の出を見るために4時に起床。宿から歩いて駅に向かう。
駅に着くと、どこからこんな人がと思うほどの行列。早速並んでみると、どんどん列が長くなっていく。
果たして列車に乗れるか心配になってきたが、2番目に来た電車に乗車することができた。
始発の駅で既に満員状態。それでも次の駅でも人が乗ってくる。
ぎゅうぎゅうの満員電車に揺られながら山頂の駅に到着する。
山頂の駅には日の出時間と、帰りの最終電車の時間が表示されている。
山頂も人がいっぱいで既にいい場所は取られている感じだった。仕方ないので空いてる場所を探しそこから朝日を見ることにした。30分くらい待ち徐々に空が茜色に変わり始める。
そこから少し待つとお日様が山から顔を出した。
正月の初日の出を全く見ないので、日の出を見るのはほぼ初体験だったが息をのむほど素晴らしく、大勢の観光客が押し寄せるのも納得だった。
不思議なことに日本人をあまり見かけることはなかった。
帰りも同じ電車で戻る。
行きと同様に混雑していたが、幸いなことに座ることができた。
宿に戻りチェックアウトまで寝ることに。
帰りのバスはセブンイレブンの前からの出発。所要時間は大体2時間半くらいだった。
昨日のバスと違い、大型バスだった。
車内ではほとんどの時間を寝ていたので、山から都市部へ起きたらすっかり景色が変わっていた。
新幹線の嘉義駅に着いたので、台北までのチケットを買い台北へ。
台北駅に着きタクシーで宿泊場所へ向かう。今回はシンプルプラスホテルというMRT南京復興駅に近いホテルにした。台北駅からタクシーで20~30分くらいだろうか。 比較的新しいホテルだからだろうか、タクシーの運転手も若干迷っていた。
ホテルはスタッフが親切で、部屋もきれいだったので良かった。周りはオフィス街の様子だったが、コンビニ、駅まで近く、また少し歩けば遼寧街夜市があるので殊更不便だということはなかった。
ホテルへ荷物を置き、お土産を買いに出かけた。まずはからすみを買いに油化街という問屋街に向かった。
目当ての店は「永久號」というお店。路地を入ったところにひっそりと佇んでいた。
店に入ると店員さんが日本語で話しかけてくる。
大きいものから小さいものまで様々なからすみが置いてあり、保存方法や調理方法など説明してくれる。
お土産と自分用に小さいのを3枚(1枚500NTD)を購入した。
冷凍すれば1年近く保存できるそうだ。
カラスミの後は同僚に頼まれていたお茶を買いに行く。
同僚がお勧めする「林華泰茶行」へ行った。カラスミの店からは歩いて10分ちょっとだったと思う。
ここのお店の方も日本語ができるのでお茶の入れ方や種類について色々と教えてもらった。
店内はドラム缶ようなものが並んでいて、その中に茶葉が入っている。
値段は一斤(600グラム)あたりのものが表示されているが、半分(300グラム)で買うこともできる。
1回あたり10グラムくらいで入れるのが良いらしい。
同僚に頼まれていた凍頂烏龍茶を試飲させてもらうと、日本で飲む烏龍茶とは違い、お茶の香りを楽しめる上品な味だった。
1斤600NTDだった。自分のお茶に対する感覚からして高いと思ったが、美味しかったので自分用にも半斤買い、更に店の奥にある高級茶のスペースを見せてもらった。
高級茶だが先ほどと同じような入れ物に入っていて見ただけでは分からない。しかし値段をみてみると5000NTDを超えるものが多くあった。
日本円に換算して20000円くらいだろうか・・・。高いけど飲んでみたい、けど買う気もないのに試飲はまずいなーと思っていると、阿里山高山茶(1斤1600NTD)を試飲させてくれた。
「あれ、阿里山って昨日まで行っていたところだ。」と思って飲んでみると、阿里山駅の食堂で飲んだお茶と味が似ていた。
ボキャブラリーが乏しくて味をうまく伝えられないのが悔しいが、先ほど買った凍頂烏龍茶に比べ、スッキリとした味わいで、ほのかな甘みを感じることができる。
凍頂烏龍茶は食事と一緒に、阿里山高山茶はティータイムにといったところだろうか。
この味と阿里山に親しみを覚え、半分買ってみた。
店内には茶葉の他に茶器なども販売していた。支払いは日本円も使用できた。
後は職場の人にばらまく用にスーパーへ行き、定番のパイナップルケーキを買った。
大きめのスーパーに行くと、色々な種類のパイナップルケーキがリーズナブルに売っているので、職場の人などに配るようにはもってこいだと思う。
お土産を買い終え、ホテル戻る途中に寧夏夜市があったのでブラブラしてみる。まだ夕方前だったので多くの店が準備中だったので何も買わずにホテルへ戻る。
ホテルに着いて夕食の時間が近くなってきたので夕食を食べに出かける。
今回の旅行で友人(初台湾)は八角が苦手だということが判明したので、夕食は小籠包を食べに行くことにした。ネットでリサーチすると少し歩くと有名な小籠包屋があるということなので行ってみることに。
行ったのは、京鼎小館という店。
ここは日本でも有名な鼎泰豐で修業をした三兄弟がオープンさせた店とのこと。地元でも有名らしくまだ少し夕食には早い時間かと思っていたが、店内はほぼ満席。なんとか空いていた席に座ることができた。
その後も次から次へとお客さんが入れ替わる。そんな光景に期待しつつ、小籠包を頼んでみる。
ベーシックな小籠包と変わり種のウーロン茶小籠包とカニみそ小籠包を注文した。
ウーロン茶小籠包
その他ビールと空芯菜の炒め物、エビチャーハン、えびシュウマイを頼んだ。
エビシュウマイ
二人にしてはちょっと頼み過ぎたかと思ったが、どの料理も美味しくあっという間にたいらげてしまった。
特に美味しかったのがカニみそ小籠包だった。
(食べるのに夢中で写真を忘れた)
肉のジューシーさとカニみその濃厚さが絶妙にマッチングされていた。
店員さんがきびきびと動いていて、またお客さんの入れ替わりも多いので落ち着いて食事という雰囲気ではなかったが、料理はどれも美味しく大満足だった。
ホテルへの帰りがてら、遼寧街夜市へ寄ってみる。
台北といえば士林夜市が強かったので、同じ雰囲気をイメージしていったが、
駅から少し離れた通りにあり、観光客向けというよりは地元の人向けのひっそりと営業している感じの夜市だった。
お店を見て回っていたが、なかなか目ぼしいものがなかったのでホテルに戻ることに。
部屋に戻りゴロゴロしていると、この3日間かなり歩いたので、足が疲れていることに気付く。ちょうど足つぼマッサージは受けれそうな現金が残っていたのでマッサージをしに行くことに。
表参道ヘルス養生會館というなんとも怪しい店名だったが、店構えがきれいでお客さんもそこそこ入っていたので入ってみることに。
施術してくれたのはさわやかな若い男性だった。
日本人だから日本語ができる人をつけてくれたのかは分からないが、
マッサージだけでなく日本語も上手で、年末に日本に行くと言っていた。
スラムダンクが好きなので江ノ電に乗り漫画に出てくる場所を巡ると言っていた。
スラムダンクは自分も好きだったので話が盛り上がった。今やアニメや漫画は海外の人と話す際の共通の話題の一つになっていることを実感した。
そんなこんなで60分の施術(900NTD)が終わり、最小限の現金を残こしてお酒を購入。
今回の滞在でコンビニなどで売っているパイナップルのビールが気に入った。
疲れが取れ、この日も晩酌をして眠りについた。
<最終日>
ホテルをチェックアウトし、空港の行きのバスに乗り桃園空港へ。1時間弱で空港に到着。
ちなみに空港行きのバスはMRT南京復興駅のすぐ近くにあり、ホテルからも5分程度で行けた。
桃園空港はとても広く、タイガーエアーの乗り場は一番奥だった。間隔的に10分近く歩いた。
そして最後に問題発生!!
ズボンの後ろポケットに入れていた搭乗券を10分近く歩いた搭乗口までの通路のどこかで落としてしまっていた。
探しに戻ったが見つからず・・・・。
搭乗口のスタッフにその旨説明し、一番最後まで待ち乗り込むことができた。
ヒヤヒヤしながらなんとか日本に戻ることができた。
今回は(も?)かなり弾丸な工程だったが、楽しむことができた。
台湾は3回目だったが、高雄、阿里山と初めていくところだったので、台北と違う部分を見ることができて新鮮だった。
そして久しぶりに友人と旅行することができてそれが一番楽しかった。
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