伊東温泉の「大東館」に3泊4日で宿泊しました。
結論から言うと、「貸切風呂に何度も浸かりながら、のんびり連泊したい人」には、かなりおすすめできる宿でした。
無料で利用できる貸切風呂が3種類あり、予約不要でチェックインから翌朝まで何度でも利用できます。
今回宿泊した離れタイプの部屋は周囲の音をあまり気にせず過ごせて、キッチンなどの設備も充実。
3泊4日のワーケーションを兼ねた滞在にも使いやすい環境でした。
一方で、
- Wi-Fiの上り速度が遅く、時々接続が切れる
- 連泊中のタオル交換では、不在中にスタッフが客室内へ入ることがある
など、実際に泊まってみて気になった点もあります。
この記事では、大東館に実際に3泊したからこそ分かった部屋・温泉・無料朝食・館内設備や、連泊との相性まで詳しく紹介します。
実際の滞在の雰囲気はYouTubeでも公開していますので、あわせてご覧ください。
※「大東館」という宿名は草津温泉などにも同名の施設があります。この記事は静岡県・伊東温泉の大東館についての内容です。
大東館(伊東温泉)基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 3泊27,218円(1泊あたり約9,073円) ※楽天トラベルで予約・現地決済 |
| プラン | 離れ約27平米 禁煙洋室 お手頃価格でご案内 |
| 宿泊日 | 月曜〜木曜(3泊4日) |
| チェックイン | 14:00〜22:00 |
| チェックアウト | 11:00 |
| 部屋 | 離れタイプ洋室・約27平米(キッチン・トイレ・洗面付き、浴室なし) |
| 温泉 | 貸切風呂3種類(露天風呂・五右衛門風呂・寝風呂)+大浴場 |
| 貸切風呂利用 | 14時〜翌11時、予約不要(空いていれば自由)/1回40分 |
| 入湯税 | 1泊300円×3泊=900円(現地決済) |
| Wi-Fi | 下り35.73Mbps・上り3.4Mbps(時々接続が切れる) |
※料金や利用条件などは宿泊時点の情報です。最新情報は予約時にご確認ください。
アクセス|伊東駅から徒歩12分

伊東駅から大東館までは徒歩で約12分。
駅から歩いて行ける距離なので、今回のような車を使わない一人旅でも利用しやすい立地です。
駅周辺には飲食店や商店も多く、素泊まりに近いスタイルで連泊しても食事には困りませんでした。
特に今回は周辺の魚屋や肉屋、駅前のスーパーなどで食材や惣菜を購入して部屋で食べることが多く、連泊との相性の良さを感じました。
部屋|離れタイプで音を気にせず過ごせる
今回宿泊したのは、離れタイプの洋室・約27平米。
貸別荘のような造りで、トイレと洗面は部屋にありますが、お風呂は付いていません。入浴は館内の貸切風呂や大浴場を利用するスタイルです。
キッチンには、
- 大きめの冷蔵庫
- 電子レンジ
- ケトル
- 炊飯器
- オーブン
- ガスコンロ1口
などが揃い、食器類や調理器具も充実していました。













調味料は用意されていないので、自炊する場合は持参するか現地で調達する必要があります。
離れということもあり、隣室への音をあまり気にせず過ごせたのも良かったところです。
今回はワーケーションも兼ねた3泊4日の滞在で、パソコン作業のほか音声入力を使う場面も多かったので、周囲を気にせず声を出せる環境はかなり大きなメリットでした。
一方で、上の階にスタッフの住み込みスペースかオフィスがあるようで、朝に椅子を引くような音が聞こえてくることが何度かありました。
うるさいというほどではありませんが、それで目が覚めることもありました。
温泉|貸切風呂3種類+充実の大浴場
大東館は「お風呂ずきの宿」を掲げているだけあって、お風呂まわりがかなり充実していました。
今回の3泊では、3種類ある貸切風呂をすべて利用。大浴場にも何度も入りました。
貸切風呂は3種類・予約不要で何度でも利用可能
貸切風呂は、
- 貸切露天風呂
- 五右衛門風呂
- 寝風呂
の3種類です。
予約制ではなく、1階フロント前に使用状況の案内が出ているので、空いていれば利用できます。

1回の利用時間は40分。
チェックインの14時から翌朝11時まで利用でき、深夜や早朝にも入れるのがありがたかったです。
しかも宿泊中は追加料金がかからず、空いていれば何度でも利用できます。
3泊したことで時間に追われず、「空いていたらちょっと温泉へ」という過ごし方ができたのは、大東館に連泊して特に良かったところでした。
貸切露天風呂
3種類の中でも、温泉らしい開放感を楽しめるのが貸切露天風呂です。
一人で利用するとかなり贅沢な空間で、周囲を気にせずゆっくり温泉に浸かれるのが貸切風呂の良さ。
大浴場とはまた違って、自分だけの時間を過ごせるのが印象的でした。

五右衛門風呂|防空壕を抜けた先にある貸切風呂
大東館で特に印象に残ったのが、五右衛門風呂です。
大浴場前の廊下脇に「防空壕」「五右衛門風呂」という案内があり、実際に防空壕の中を通り抜けた先に貸切風呂があります。
通路には歴史についての説明も掲示されていました。
それほど長い防空壕ではありませんが、暑い日でも中はひんやり。
温泉へ向かうために防空壕を歩くというのは、これまで宿泊した温泉宿では経験したことがなく、ちょっとした探検気分も味わえました。

温泉そのものだけでなく、五右衛門風呂へ向かうまでの体験も含めて印象に残っています。

寝風呂
もう一つの貸切風呂が寝風呂です。
露天風呂や五右衛門風呂とはまた違った造りで、3種類の貸切風呂を気分に合わせて選べるのも大東館の面白いところでした。
3泊あったので「今日はどのお風呂に入ろうかな」と選びながら過ごせたのも、連泊ならではの楽しみでした。

大浴場|22時に男女が入れ替わる
貸切風呂だけでなく、大浴場も利用しました。
夜22時に男女が入れ替わる形式で、一つの大浴場には露天風呂があります。
お湯は熱め・ぬるめの2種類あり、個人的にはぬるめのお湯にゆっくり長く浸かるのが気持ち良かったです。
貸切風呂だけでも十分楽しめますが、大浴場まで含めると選択肢がかなり多く、温泉を目的に連泊するには魅力的な環境でした。
朝食|無料とは思えない日替わりメニュー
無料朝食は3日とも利用しました。
提供時間は7:00〜9:30。フロント前の食堂スペースで、空いている席に自由に座るスタイルです。
食パンとロールパンは毎日あり、白米はありません。
ウインナー・ベーコン・スクランブルエッグ・サラダ・ヨーグルト・フルーツは共通メニューとして毎日用意され、そこに日替わりで3種類ほどのおかずが加わります。
3泊の滞在中には、
- 白身魚フライのチリソースがけ
- 小松菜としらすのごま和え
- 肉じゃが
- さつまいもコロッケ
- 南蛮漬け
などが並びました。
無料朝食ということを考えると品数はそれほど多くありませんが、どれも手作り感があっておいしく、特に日替わりのおかずは何度もおかわりしてしまうほどでした。

個人的には白いご飯があるとさらに嬉しかったですが、それを差し引いても満足度の高い朝食でした。
3泊しても日替わりのおかずが変わったため、毎朝同じものを食べる感覚にならなかったのも良かったところです。
詳しい朝食や朝食会場の様子は動画でご確認いただけます。
館内設備・アメニティ
館内着は浴衣か作務衣をフロント横で選び、自分で部屋へ持っていくスタイルです。
タオル・歯ブラシ・カミソリ・くし・綿棒は部屋に用意されていて、連泊中は毎日新しいものに交換してもらえました。
清掃については毎日行われるわけではなく、決まった日に実施する方式のようです。
今回は3泊とも清掃なしで過ごしました。
コインランドリー(洗濯機)もあるため、連泊時にも便利です。
1階フロントロビーには自動販売機があり、ジュース類のほか、カップ麺やお菓子などの軽食も購入できます。
アイスや伊豆土産、ビールなどはフロントで販売されていました。
電子レンジは今回宿泊した部屋にもありましたが、共用のものがフロント脇にも設置されています。割り箸まで用意されていたのは細やかだと感じました。
Wi-Fi|作業はできたがオンライン会議には少し不安
今回の滞在ではワーケーションもしていたため、部屋のWi-Fiも実際に使いました。
実測した通信速度は、
下り:35.73Mbps 上り:3.4Mbps
でした。

Webサイトを見たり文章を書いたりする程度の作業では大きな問題はありませんでしたが、時々接続が切れることがありました。
部屋のインターネット対応テレビでYouTubeを見ていても、途中で止まってしまう場面があります。
そのため、文章作成など一人で集中するワーケーションには使いやすい一方、安定した通信が必要なオンライン会議などには少し不安が残るというのが実際に3泊してみた印象です。
仕事目的で利用する場合は、スマートフォンのテザリングなど予備の通信手段があると安心だと思います。

3泊したからこそ分かったこと
大東館には今回3泊しました。
1泊ではなく連泊したからこそ感じた一番の良さは、温泉・朝食・周辺のお店を急がず楽しめることでした。
貸切風呂は予約不要なので、予定を組んで「何時に温泉へ行かなければ」と考える必要がありません。
部屋で仕事をして、少し疲れたら貸切風呂へ。
温泉から戻ったらまた仕事をして、夕方になったら街へ食材を買いに行く。
そんな過ごし方ができました。
朝食も日替わりのおかずが変わるので、3泊しても飽きにくかったです。
周辺には個人経営の魚屋や肉屋があり、伊東駅前には大きめのスーパーもあります。
魚屋や肉屋では調理済みの惣菜も販売されているので、今回利用したキッチン付きの離れでなくても、地元のお店で食べ物を買って部屋で楽しむという連泊の過ごし方は十分できると思います。

そして11時チェックアウトなのも、温泉宿でゆっくり過ごしたい自分にはありがたいポイントでした。
最終日の朝まで慌てず温泉と朝食を楽しめます。
人によっては気になるかも:連泊中のタオル交換
一方、3泊したことで気になったのが、タオル類の交換方法です。
今回は連泊中の清掃をお願いしていませんでしたが、新しいタオルやアメニティ類は、不在中にスタッフが客室内へ入り、入口付近にカゴを置いてくれる方式でした。
※通常のお部屋は部屋の前に置かれていたので離れの部屋だけの対応だと思われます。
もちろん交換してもらえること自体はありがたく、滞在中にトラブルがあったわけでもありません。
私自身、特に気になったわけではありませんが、気になる方もいるかもしれないので念の為、書かせていただきました。
連泊中にできるだけ人の出入りを気にせず過ごしたい場合は、チェックイン時などにタオル交換の方法を確認しておくと安心だと思います。
宿の正直な評価
こんな人におすすめ
- 貸切風呂に何度も気兼ねなく浸かりたい人
- 一人で貸切温泉をゆっくり楽しみたい人
- 連泊しながら温泉街で暮らすように過ごしたい人
- 周辺の個人商店で食材を調達して部屋飲みや自炊を楽しみたい人
- 文章作成など、一人で集中するワーケーションをしたい人
- 11時チェックアウトで最終日の朝もゆっくり過ごしたい人
3種類の貸切風呂があるため、カップルや夫婦などで貸切温泉を利用したい場合にも使いやすそうです。
こんな人には向かないかも
- 宿泊費をできるだけ抑えることを最優先したい人
- 安定したWi-Fi環境でオンライン会議などをしたい人
- 連泊中も毎日きっちり部屋を清掃してほしい人
まとめ|貸切風呂3種類を心ゆくまで楽しめる宿
大東館は、3種類の貸切風呂・大浴場・防空壕を通って向かう五右衛門風呂など、お風呂を楽しむことにかなり力を入れた宿でした。
特に良かったのが、貸切風呂を予約せず利用できること。
3泊したことで「何時にどのお風呂へ入る」と予定を決める必要もなく、仕事の合間や朝食後など、好きなタイミングで何度も温泉を楽しめました。
今回利用した離れの部屋はキッチン設備も充実していて、周辺の魚屋や肉屋、スーパーで買ったものを部屋で楽しむスタイルとも好相性。
文章を書いたり音声入力をしたりするワーケーションにも使いやすく、温泉に浸かりながら数日間のんびり過ごす「プチ湯治」には相性の良い宿だと感じました。
1泊あたり約9,073円と、予約時はこれまで利用してきたリーズナブルな温泉宿と比べて少し高めに感じました。
ただ、実際に3泊してみると、貸切風呂の自由さ、離れの部屋、無料朝食まで含めて満足度は高く、価格に見合う滞在だったと感じています。
旅エビむしろ安いとさえ思ってしまったよ
伊東で「観光を詰め込む」というより、温泉に何度も浸かって、地元のお店で食べ物を買いながらゆっくり過ごしたい人には、特に使いやすい宿だと思います。
実際の部屋や3種類の貸切風呂、朝食、3泊4日の過ごし方はYouTubeでも紹介しています。写真だけでは分かりにくい宿の雰囲気も含めて、よかったらあわせてご覧ください。
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