はじめに|オープンイヤーに戻りたかった理由
旅先での電車やバスの車内アナウンスを、イヤホンをつけたまま聞き逃してしまったことはありませんか?
私はあります。
普段はAirPods Proを使っているのですが、カナル型のノイズキャンセリングイヤホンは便利な反面、旅行中は周囲の音が聞こえにくくなる場面があります。
乗り換え案内、遅延情報、車内アナウンス、観光地での周囲の音。
旅先では、音楽を楽しみながらも外の音を自然に聞けるイヤホンの方が使いやすいと感じることが増えていました。
そこで購入したのが、Shokzの新作オープンイヤーイヤホン「OpenFit Pro」です。
OpenFit Proは、耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、周囲のノイズを抑える「フォーカスモード」を搭載しているのが大きな特徴です。
この記事では、Shokz OpenFit Proを実際に購入し、電車移動・街歩き・奥多摩でのハイキング・カフェ作業で使ってみた感想をレビューします。
特に、
- OpenFit Proのフォーカスモードは本当に効果があるのか
- 音漏れは気になるのか
- AirPods Proとの違いは何か
- 旅やハイキング用途で使いやすいのか
を中心に、旅好き目線で正直にまとめました。
結論から言うと、Shokz OpenFit Proは「旅先で周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい人」や、「ハイキング・散歩・ワーケーション用のイヤホンを探している人」にはかなり相性の良い一台でした。

この記事でわかること
- Shokz OpenFit Proの実際の使用感
- フォーカスモードとノイズキャンセリング(ANC)の違い
- OpenFit Proの音漏れ・バッテリー・装着感
- AirPods Proとの比較と使い分け
- 旅・ハイキング・ワーケーション用途で使いやすいか
Shokz OpenFit Pro 基本スペックまとめ
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格 | 39,880円(税込) |
| 発売日 | 2026年4月22日 |
| カラー | ホワイト・ブラック |
| ドライバー | 11×20mm 同期型デュアルダイアフラム(SuperBoost) |
| バッテリー | 単体12時間 / ケース込み最大50時間 |
| フォーカスモード時 | 単体最大6時間 |
| 防水 | IP55 |
| Bluetooth | 6.1 |
| 空間音響 | Dolby Atmos対応・ヘッドトラッキング |
| 充電 | ワイヤレス充電・急速充電(10分→4時間) |
| マイク | トリプルマイク(AI通話ノイズリダクション) |
| コーデック | SBC / AAC |
価格は約4万円とオープンイヤー型としてはかなり高めです。
ここは正直最後まで迷った点でしたが、後述するフォーカスモードの実力を体験してからは、納得感がありました。

Shokz OpenFit Pro|旅好きにおすすめのオープンイヤーイヤホン
電車アナウンスや周囲の音を自然に聞きながら音楽を楽しめるオープンイヤー型。ハイキングや街歩き、ワーケーションでも使いやすいと感じました。
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購入前の試聴をおすすめ|ヨドバシカメラで試聴して分かったこと
結論から言うと、オープンイヤー型イヤホンは必ず試聴してから買うことをおすすめします。
私もヨドバシカメラで実際に試聴してから購入を決めました。その際に試聴したのは以下の4機種です。
| 機種 | タイプ | 価格 |
|---|---|---|
| Shokz OpenFit Pro | 耳かけ型 | 39,880円 |
| Shokz OpenFit 2+ | 耳かけ型 | 27,880円 |
| Shokz OpenDots ONE | イヤーカフ型 | 25,620円 |
| Bose Ultra Open Earbuds | イヤーカフ型 | 31,680円 |
※価格はヨドバシで試聴した際のものです。
音質の違いは正直、素人には分かりにくい
4機種を聴き比べてみた正直な感想として、音質の差は素人耳にはほとんど分かりませんでした。
どれも「オープンイヤーとしては十分良い音」という印象で、家電量販店の騒音の中で聴き比べてもはっきりした差は感じにくかったです。音質だけで選ぼうとすると、正直迷います。
装着感はOpenDots ONEが好みだった
個人的に装着感が一番気に入ったのは、耳に挟むイヤーカフ型のOpenDots ONEでした。
耳を挟むだけなので圧迫感がなく、つけていることを忘れるような自然な付け心地です。
ただ、OpenDots ONEにはフォーカスモードが搭載されていません。「装着感か機能か」という点で悩みました。
Shokz OpenDots ONE|装着感重視ならこちらも魅力的
耳を挟むイヤーカフ型で、つけていることを忘れるような軽い装着感が魅力。フォーカスモードは非搭載ですが、街歩きや「ながら聴き」用途との相性はかなり良いと感じました。
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OpenFit 2+との重さの差はほぼ気にならなかった
スペック上はOpenFit ProはOpenFit 2+より重くなっています。
ただ、実際に着けてみると試聴の範囲ではほとんど差を感じませんでした。
長時間使用ではまた変わってくるかもしれませんが、短時間では気にならないレベルです。
購入の決め手はフォーカスモードの「その場での効果」
最終的にOpenFit Proに決めた理由は、家電量販店の騒がしい売り場の中でフォーカスモードをONにしたとき、ある程度ノイズが抑えられるのを実感できたからです。
「これは旅先で移動しながらでも使えそうだ」と確信し、その場で購入を決めました。
旅エビヨドバシのポイントが貯まっていたら購入に踏み切れたよ!
フォーカスモードとは?ノイキャン(ANC)との違いを分かりやすく解説
ここが一番重要なポイントなので、しっかり解説していきます。
通常のノイキャン(ANC)の仕組み
AirPods ProやSONY WF-1000XM6などに搭載されているANCは、耳をある程度密閉することで高い効果を発揮するよう設計されています。
仕組みはシンプルで、マイクで周囲の音を拾い、その逆位相の音波を生成して音を打ち消します。
耳栓で物理的に塞いだ上に、さらに電気的にノイズを消す、これが従来のANCです。
OpenFit Proのフォーカスモードの仕組み
フォーカスモードは、耳を塞がないまま周囲のノイズを抑えようとする、かなり挑戦的な機能です。
本体に搭載された3つのマイク(フィードフォワード×2、フィードバック×1)が周囲のノイズをリアルタイムで収音し、耳の形状に合わせて最適化されたアルゴリズムが逆位相の音波を生成してノイズを打ち消してくれます。
最大の違いは「何を消すか」の選択性にあります。
通常のANCは基本的に「全部消す」方向に働きます。
一方フォーカスモードは、エアコンのような定常的な低音ノイズやカフェのざわつきを抑えつつ、人の声や交通アナウンスなどは比較的聞こえやすく残る印象でした。
つまり、「消えてほしい音だけ消える」に近い体験ができると感じました。
また、アプリから強度を9段階で調整できる点も大きな特徴はありますが、体感では1から9に変えてもそこまで変化を感じることはありませんでした。


旅先での実使用レビュー|青梅・御岳 日帰りハイキング
今回のメイン使用シーンは、東京・奥多摩への日帰りハイキングです。
JR青梅線で電車移動→ハイキングコースというルートで、様々な環境でOpenFit Proを試すことができました。


🚃 電車・バス移動中
これが購入の最大の動機だっただけに、一番気になったシーンです。
中央線・青梅線の車内でフォーカスモードをONにして音楽を聴いてみると、電車のモーター音がスッと引いて、音楽がクリアに聞こえる感覚がありました。
そして肝心のアナウンス。
「次は〇〇、〇〇です」という車内放送は、音楽を聴きながらでも十分に聞き取れました。
AirPods Proのノイキャンでは外部音取り込みモードにしないと聞こえにくかったアナウンスが、OpenFit Proではモードを変えることなく自然に聞こえてきます。
これは旅行での使い勝手として明確なアドバンテージだと感じました。
なお、地下鉄やトンネル区間では外部ノイズが大きくなるため、音楽は若干聴きづらくなります。
これはオープンイヤーである以上、構造的に仕方ない部分かなと思いました。
🚶 観光地の街歩き・ハイキング
奥多摩のハイキングコースを歩きながら音楽を聴いていて、改めてオープンイヤーの良さを実感しました。
鳥の声、風の音、車の走行音、他のハイカーの話し声、すべてが自然に聞こえながら、音楽も流れています。
カナル型のイヤホンでは得られない、自然の中に溶け込んだリスニング体験です。
安全面でも、周囲の音が聞こえることは山道では特に重要だと感じました。
私がランニングで使っている、AEROPEX(骨伝導)と比べると、音質の豊かさはOpenFit Proの方が明らかに上です。
素人ながらも低音の厚みが全然違うと実感できます。
ハイキングのお供としては、今後OpenFit Proが主力になりそうです。
☕ カフェ・休憩スペース
奥多摩駅のカフェで休憩中、フォーカスモードに設定して使用してみました。
周囲のざわめきがスッと引いて、音楽への集中度が上がりました。
完全なANCのような「シーン」とした静寂ではありませんが、気になる雑音が減り「うるさくなくなった」という感覚は確かにありました。
作業用BGMとして使うには十分だと感じました。
OpenFit Proのフォーカスモードは効果ある?実際に使った感想
購入前は「オープンイヤーでノイキャンは無理があるのでは?」と半信半疑でした。
しかし実際に使ってみると、想像より明らかに効いています。
特に効果を感じたのはこんなシーンです:
- エアコンの定常的なノイズ
- カフェのざわめき(低〜中音域)
- 電車のモーター音(ある程度)
逆に、あまり効果を感じにくかったシーン:
- 地下鉄・トンネル内(外部ノイズが大きすぎる)
- 突発的な大きな音(工事音やバイクの走行音など)
これはANCの特性と同じで、定常的な騒音に強く、突発音には弱い傾向があります。
オープンイヤーという構造を考えれば、この完成度は正直驚きのレベルでした。
OpenFit ProとAirPods Proを比較|旅先での使い分け


AirPods ProとOpenFit Proは、目的が根本的に違うと感じました。
| 比較 | AirPods Pro | OpenFit Pro |
|---|---|---|
| ノイキャン性能 | ◎ 完全に遮音したい場面に最強 | △ 定常ノイズには効くが限界あり |
| 周囲の音 | 外部音取り込みモードが必要 | 常に自然に聞こえる |
| 旅先アナウンス | モード切替が必要 | そのまま聞こえる |
| 長時間装着 | 耳が疲れることがある | 耳が疲れにくい |
| 音質 | 高い | オープンイヤーとして最高水準 |
| Apple連携 | 抜群 | 問題なし(AAC対応) |
| 価格 | 約39,800円 | 39,880円 |
今後の使い分けはこうなりそうです:
- 飛行機・新幹線で集中したい→ AirPods Pro
- 旅先の移動・ハイキング・街歩き→ OpenFit Pro
- カフェでの作業・ながら聴き全般→ OpenFit Pro



そして付け心地が抜群!長時間使用しても気にならないよ!


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OpenFit Proのデメリット|音漏れ・地下鉄・バッテリーに注意
使用して1週間足らずですが、気になった点も正直にお伝えします。
① 価格が高い 約4万円はオープンイヤー型として最高水準の価格帯です。
「ながら聴きができればいい」という方にはオーバースペックかもしれません。
② 音量を上げると音漏れする 周囲の環境にもよりますが、iPhoneの音量目安で40%を超えたあたりから音漏れが気になり始めます。
ただ、その音量はかなり大音量なので、通常使用では問題になりにくいかなと思います。
電車内などでは周囲への配慮が必要ですが、走行音などで逆に音漏れはしにくいのかなと思います。
③ 地下鉄・トンネルでは厳しい オープンイヤーである以上、外部ノイズが非常に大きい地下鉄やトンネル内では音楽が聴きづらくなります。これは構造上の限界で、フォーカスモードでも完全には補えません。
④ フォーカスモード使用時はバッテリーが半減 単体12時間→6時間になります。
終日の旅行ではON/OFFの使い分けか、ケースへの小まめな収納がおすすめです。
Shokz OpenFit Proがおすすめな人・おすすめしない人
🙆 OpenFit Proが向いている人
- 旅行・ハイキング・散歩が好きで、周囲の音も聞きながら音楽を楽しみたい方
- 電車・バスのアナウンスを聞き逃したくない旅好きな方
- 在宅ワークで「ながら聴き」しながら適度に集中したい方
- カナル型の耳が疲れる感覚が苦手な方
- Shokz(骨伝導)ユーザーで、さらに上の音質を求めている方
🙅 向いていない人
- 飛行機や新幹線で完全に音を遮断して集中したい方(→ AirPods ProやSONY XM6などがおすすめです)
- 予算を抑えたい方(→OpenDots ONEやOpenFit 2+選択肢になるかなと思います)
- 地下鉄移動が多い方
まとめ|旅好きのオープンイヤー派に最適な一台
Shokz OpenFit Proは、「オープンイヤーの快適さを保ちながら、騒音環境でも使えるようにする」という難題に、かなりの精度で答えてくれた製品だと思いました。
フォーカスモードの効果は期待以上でした。
旅先の電車アナウンスを聞き逃さず、ハイキングでも安全に、カフェでもしっかり聴ける。これを一台でこなせる汎用性はかなり魅力的だと感じました。
価格の高さだけが唯一の迷いポイントですが、旅と音楽を日常的に楽しむ方にとっては、間違いなく価値のある一台だと思います。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
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