不動産購入の流れについて(2件目の自宅購入)

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket

先日、2件目の自宅を購入しました。
(1件目を売却し別の住宅を購入したので、住み替えというのが正しいかもしれません)
1件目を購入した際も同じような手順を踏んだはずなのですが、忘れてしまっていたため、備忘録的に、また、購入を考えている方へ向け、不動産購入の流れを書きたいと思います。

なぜ住み替えるのか

住み替える理由は2つありました。

・売り時だと感じた
・都心へ近づくため

売り時については、書きはじめたものの、長くなりそうなので別の機会に書くことにします。

都心へ近づくため

勉強会や面白そうなイベントは都心で行われることが多いです。(大好きなラオスフェスティバルも代々木公園で行われるのです)
フットワークが軽い人はどこに住んでいようと、どんどん行くのでしょうが、私の性格上無理でした。ということで、比較的都内へのアクセスが良いエリアで探すことにしました。

内見~購入申込書を出す(2月~3月下旬)

2019年2月から、中古戸建を中心に10件程、内見をしました。
どの物件も一長一短があり、決め手にかけました。

その日の内見を終えたある日、道すがら外観が気になる建物がありました。ちょうど売出中と貼られていたので、不動産屋に問い合わせたところ、翌日に契約が入っている物件でした。

「不動産はタイミング」とはよく言ったもので、タイミングが合わなかったので仕方ないなと思いました。

ちょうどこの頃、もう1件購入しても良いと思える物件に出会っていました。
しかし、ここで急展開

なんと購入者の融資の都合がつかずにキャンセルになったと連絡がありました。ということで、早速予約をして見学にいきました。
販売図面を見て、不思議な間取りだなと感じたとのですが、それもそのはず。
そこは、元々事務所として使用していた所でした。
そのままでは住めないということで、売主(業者)が住居用にキッチンや浴室など最低限の設備を付けてくれていました。
ただ、その分が販売価格に上乗せされている上、他にもリフォームをしなければならない箇所があったので、中途半端な印象を受けました。恐らく最低グレードのキッチンや浴室だと思うのですが、あまり料理をしない、風呂もジムで済ますことが多いので、その部分は許容することにしました。
既に生活感がある中古戸建ではなく、中古ではあるが、元事務所というこで、住居としては新たに作り上げる楽しみのようなものを感じ、購入することを決意し、購入申込書を書くことにしました。

この購入申込書には、
・購入希望価格
・手付金
・契約予定日
・融資の有無
・ローン特約の有無

などを記入し、売主側に送ります。

私は5パーセントちょっとの値引きをした金額で申し込みました。
1番最初に申し込めば誰でも購入できるのかと言えばそうでもなく、価格が高かったり、現金一括で購入する場合は、遅く申し込んだとしても優先されることがあります。

これは売主側からすれば当然です。今回自宅を売却したので売主の気持ちがすごく分かりました。
ただし買うほうからすると、どれくらい申込があったか、自分は何番手か、どのくらいの金額ででてきているかが分かりませんので、なんとも難しいところではあります。

以前、別の物件を購入しようとした際、私達が日本人で、年齢も比較的若いという理由で、現金一括、値引きなしの外国人投資家よりも優先にしてもらったことがありました。その辺りは、売主の判断になるので、一概にこれは大丈夫と言えないところが難しく、面白い部分でもあると思います。

売買契約(3月下旬)

購入申込書を出してから、およそ1週間。無事に契約に至りました。

場所:売主仲介業者事務所
所要時間:約2時間
持ち物:・手付金
    ・身分証明書
    ・実印

当日は手付金(現金)が必要になるため、予め引き出しておく必要があります。手付金は、物件価格の5%~10%程度と言われていますが、金額は購入申込書に記載し、これは売主とのやり取りにより変動します。
4000万円の物件の場合、200万から400万円を用意するイメージです。大きな金額の現金が必要となるので、計画的に準備しておく必要があります。(ATMは引き出しの限度額があります)

また、この日までに契約書と重要事項説明書の控えを送ってもらい、目を通しておくと良いと思います。
大手の不動産屋なら問題ないと思いますが、少しでも気になる部分は、当日確認が必要です。これ聞く必要あるかなと思う小さなことでも聞いておいたほうが良いです。
物件の所在地や面積、インフラ設備(水道、ガス、電気)など基本的なことも記載されているので後でこんなはずではなかったということがないように、しっかりと確認してください。
融資を受ける方は、ローン特約をつけることと、その条件(期限や借入れ先など)もしっかり確認しておいてください。ローン特約をつけることで、万が一住宅ローンの融資がおりなかった場合でも、手付金が戻ってきます。
契約書や重要事項説明書を不動産屋がほぼ全て読んでいきます。(今回の担当者は、漢字の読み間違いや、読み飛ばしが多くて疲れました。。)

住宅ローン本審査

売買契約を終え、ローンの本審査(フラット35)の申込をしました。
大体3週間ほどで審査の結果がでました。今回は妻が転職した関係で色々な書類を用意する必要があり、審査結果まで少し時間がかかりました。ローンの審査にも様々な書類が必要になります自分で準備するものは、

・源泉徴収表
・本人確認書類(免許書など)

くらいですかね。物件の資料や契約書類は不動産屋が用意してくれると思います。
本審査に通ると次の契約に移ります。

金銭消費貸借(金消)契約 (5月GW明け)

通称、金消契約は金融機関と結ぶ契約です。


場所:金融機関(仲介)事務所
所要時間:約1時間
持ち物:・実印    
    ・通帳印
    ・通帳
    ・印鑑証明
    ・住民票
    ・身分証明書
    ・収入印紙
    ・売買契約書

ローンの担当者が、ローンの条件、注意事項等を説明してくれます。その後書類に署名、捺印をして進んでいきました。

決済日(5月中旬)

上記の金消契約が終わると、いよいよ決済(引渡し)になります。
ローンが実行され、売主への支払い、登記申請を行います。


場所:売主仲介事務所
所要時間:約1時間半
持ち物:・実印
    ・通帳印
    ・通帳

司法書士から本人確認をされ、登記委任状へ署名、捺印をします。
その後ローンを実行してもらい、銀行へ向かいます。銀行では、売主へ残金の振込、仲介手数料の振込、登記費用の振込などを行います。銀行での手続を終え、事務所へ戻ると司法書士が登記申請へ行きます。最後に売主から鍵や書類を受け取り終了です。

最後に

今思うとあっという間に過ぎた感じがありますが、書類を準備したり、会社を休んだりと色々とありました。協力してくれた妻に感謝です。

手続の流れを書いてみましたが、持ち物などは絶対に必要な物を除いて、担当者によって多少変わってくるのかなと思います。
不動産屋との細かい連携が必要となってきます。契約が済んだら、とたんに態度が変わる担当者もいると聞きます。
その為にも、前回の記事で書いたように信頼できる担当者を見つけることが、物件購入をスムーズに進める重要なポイントだと思います。

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket

コメントを残す