Better than a thousand days of diligent study is one day with a great teacher.
いきなりの英語ですみません。先日とある英語の記事を読んでいた際に見かけた言葉です。調べてみると日本のことわざということを知りました。
日本語では、「千日の勤学より一時の名匠」と言い、長い時間を掛けて独学で勉強をするより、優れた指導者から学ぶ方が効果的であるという意味です。
今まで知らなかったことがお恥ずかしいのですが、これを見た時なるほどなと思いました。と同時に優れた指導者を見極める必要があると感じました。
優れた指導者とは
偉そうなことは言えませんが、学ぶのならば、経験者(できれば結果を出している人)から学ぶのが大前提だと思います。世の中には、経験者でもないのにアドバイスをしてくる人が結構います。
私は不動産投資をしているのですが、不動産投資のセミナーでは、不動産投資をしていない人が講師をしたりしています。大抵は、業者さんだったり、高額なセミナーや教材などを売るための人が多かったりします。
そういった方達でも知識はあるのでしょうが、私はやはり経験者から学びたい、経験の中で培ったノウハウを学びたいと思ってしまいます。
未経験なのに忠告してくる人に要注意
また、逆のパターンで、不動産投資を始めようとしていると、親切心から、「それは危険だから止めた方が良い」と忠告してくる人もいます。明らかな詐欺などは止めてもらう必要があるのですが、まだまだ「投資」という言葉に抵抗がある人も多く、株式投資などもやるべきではないという方もいます。投資だけでなく、転職や起業にも抵抗がある人が多いように感じます。転職した人からの忠告ならば、まだ分かるのですが、したことのない人に何が分かるのでしょうか。時代は変わります。一つ会社に勤め上げることはすごいことだと思いますが、転職する人が増えているのも事実です。
聞き流すことも能力
親切心からアドバイスをしてくれる方も多くいます。ドリームキラーと呼ばれる目標達成をネガティブな言葉で妨げてくる人もいます。誰の言葉も聞かずに生活していくことは不可能なので適当に聞き流す能力も必要になってくると思います。聞かないのではなく、聞き流すのです。聞かないと角が立ちますので、「ふんふん、そうなんですね!参考になります」と言って聞き流すのです。私は今となっては、良くも悪くも聞き流すことができますが、聞き流すことが難しいと感じる人もいます。そういった方は、その場は一生懸命に聞いてみて、その中でふと別のことを考えてみるとちょっと気が紛れるので聞き流してると実感できるのではないでしょうか。
私もかつては聞き流すことが苦手でしたが、重要ではなさそうな話と判断したら、相手が話している途中で「今日は夕飯何にしよう」と考えたり、色々な相槌を打つ練習をする場に変えてみたり色々と試してみました。すると徐々にいい意味で相手の話を全て受け止めることができなくなりました。もちろん重要な話は聞くことが大前提です。
またこれを意識することで逆に自分が話す際は、うまく伝えられるように端的に話すことを意識したり、あまりネガティブな言葉は使わない努力をするようになりました。
自分で学ぶことも必要
冒頭と矛盾しますが、ある程度自分で知識を蓄えることも必要です。現在では調べればある程度のことは分かりますし、関連する書籍を数冊読めばある程度の知識を得ることができます。予備知識を持った上で、人から学ぶことで学びに深みを出すことができますし、悪意のある人の言葉に言いなりになることなく自己判断ができるようになります。教えている側からしても、学んできている人にはもっと教えたくもなりますし、教えていることで新たな発見をすることができます。
冒頭に良い師から学ぶのが近道と書きました。近道をするにはそれなりに対価が発生するものだと思っています。目的地まで行くのに特急電車と鈍行列車、更に徒歩で比べると分かりやすいかと思います。無料でも良質なセミナーはあると思いますが、是非学ぶことにお金を使ってもらいたいと思いますし、私も今後もそうしていきたいと思います。
たまたま見た英語の記事から随分と精神論的な話になってしまいましたが、最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!
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